まず↓が、本記事をギュッと短くしたまとめです。
本記事の短いまとめ
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歩く瞑想は、歩行感覚に意識を向ける瞑想法。
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ラベリングした方が良いかどうかは、人によって向き不向きがある。
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ラベリングの多用には、雑念が減る効果があるものの、身体感覚に意識が向かなくなる危険性もある。
それでは具体的に見ていきましょう。
歩行瞑想のやり方
歩行瞑想は、歩くときの感覚に意識を向ける瞑想法です。
いわば「呼吸瞑想の足うら版」といったところでしょうか。
(ちなみに呼吸瞑想のやり方については、↓にまとめております)
ただ意識を向ける先は、「足裏のみ」と決まっているわけではありません。
歩くときの感覚のどこにポイントをおくかは、基本的には自由です。
一般的には、足裏が離れていく感覚か、足が上がっていく感覚かのどちらかのようです。
具体的なやり方については、↓に紹介させてください。
動画版と文章版があって、どちらも分かりやすいです。
私が改めて書いても、↓以上にシンプルで分かりやすく説明できる気がしませんので。
動画でのやり方説明
短いバージョンです↓
1分の動画なので、見やすいと思います。
次にロングバージョンです↓
9分間、詳しく説明されています。
文章でのやり方説明
文章の方はこちら↓ですね。
なお動画も文章も、ラベリング(感覚や思考や感情に言葉のラベルを貼ること)ありの歩行瞑想のやり方になっています。
ですが、もともと身体感覚を細かく感じることができる人は、ラベリングがしっくりこない場合があります。
なのでもしそうであれば、ラベリングをせず「ただただ歩行感覚に意識を向ける」というやり方をしてもかまいません。
ちなみにラベリングのやり方やポイント、コツや注意点などに関しては↓にまとめていますので、ご参考くださいませ。
【歩行瞑想の注意点】ラベリングは多用すべき?
歩行瞑想で注意したいのは、ラベリングについてです。
ですので、先ほど(↑)の「ラベリング瞑想のやり方」の記事と合わせてご覧くださると幸いなのですが、ココでも重ねて申し上げたいポイントは「実況中継」に関してです。
たとえば歩行瞑想中、足が上がる状態で足の感覚を意識しながら「上がった」と心でつぶやきますよね。
コレが「上がった」「上がった」といった形で連続させると、実況中継のようになります。
そして、もっとラベリングを多用して「上がった」「上がった」「上がった」という感じにすると、雑念が減ります。
当然と言えば当然です。
言葉が連続するため、雑念がわくヒマがなくなるからです。
このようにラベリングの多用には、「雑念が減る」という点では効果があると言えます。
しかしやりすぎると、今度は肝心の身体感覚に意識が向かなくなってしまう可能性があります。
つまり「言葉だけ」になってしまうのですね。
そうなると、まさに本末転倒です。
ですのでこの点は、是非ご注意くださいませ。
以上です。
なお「他の瞑想のやり方も知りたい」という方は、↓をご覧くださいませ。
最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございました。