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ゴエンカ式ヴィパッサナー瞑想は「感覚」を重視。特徴や注意点なども解説します

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ゴエンカ式ヴィパッサナー瞑想は、20世紀にできた瞑想法です。

ミャンマーでインド人の家系に生まれ育ったサティア・ナラヤン・ゴエンカ氏が、開発しました。

現在、世界中で最も広く実践されている瞑想法と言っても過言ではありません。

 

 

 

 

ゴエンカ式瞑想の特徴

 

 

ゴエンカ式ヴィパッサナーの特徴は↓です。

 

  • 最初に10日間の合宿に参加する。
  • はじめの3日間は集中を深めるために、アナパナ瞑想(呼吸瞑想)を行う。
  • あとの7日間は、主に全身の感覚を観察するヴィパッサナー瞑想(ボディスキャン瞑想)を行う。

 

 

ゴエンカ式瞑想の注意点

 

 

アナパナ瞑想とは、呼吸に集中する呼吸瞑想のことです。

呼吸瞑想のやり方については、↓をご参照ください。

 

【呼吸瞑想のやり方】コツは呼吸筋

 

 

ただ、↑のリンク先と大きく異なる点が2点あります↓

 

  • お腹の膨らみではなく、鼻の入り口に意識を向けること。
  • 言葉を使って瞑想しないこと(「吸っている」「吐いている」や数を数えるなど)。

 

 

ボディスキャンの前に呼吸瞑想を行う理由

 

 

全身の感覚を観察するヴィパッサナー瞑想(ボディスキャン瞑想)は、身体の感覚を微細に意識することが必要となります。

つまり、相応の集中力が求められるということです。

ボディスキャン瞑想を行う前に、アナパナ瞑想(呼吸瞑想)という集中瞑想を行うのはそのためです。

 

 

ゴエンカ式は感覚を重視する瞑想

 

 

ゴエンカ氏は、「感覚」を特に重視していました。

実際、ゴエンカ式の大きな特徴の1つと知られているボディスキャンは、全身の感覚を細かく観察する瞑想法です。

ボディスキャン瞑想に関しては、↓の記事をご参照ください。

 

【ボディスキャン瞑想のやり方を解説】呼吸瞑想と組み合わせる方法もアリ。

 

 

「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」を読むと、ゴエンカ氏がいかに感覚を重視しているかが分かります。

 

ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生の技法

 

 

ということで、彼が感覚を重視していたことが分かる部分を、いくつか引用してみます↓

 

感覚は心とからだの交差点である。ほんらい感覚は肉体的な性質を持つものだが、心のなかの四つのプロセスの一つでもある。感覚はからだで生まれ、心で感じる。死体や無生物には感覚がない。心がないからである。P128

 

ある感情がわくとき、それにともなう感覚がからだのどこに生じてもおかしくない。

からだじゅうの感覚を観察すれば、かならずその感情にともなう感覚を見ることになります。

そして、その感情から抜け出すことができるのです。

P182

 

ブッダは物と心の究極の真理を探究しているうちに、心がなにかに反応したとき、からだに二つの変化が起こることを発見した。

一つは、かなりはっきりした変化で、呼吸が少し荒くなること。

もう一つは、かすかな変化ではあるが、からだの生化学的な反応が感覚となってあらわれることである。

P194

 

ブッダはこう述べている。

「心のなかに起こることは、すべて感覚をともなう」

つまり、感覚を観察することによって、心とからだの両面から自分をトータルに見つめることができるのである。

P211

 

ブッダは、ヴェーダナー(感覚)に気づくことが四大真理をさとる前提であると説く。

P212

 

 

 

以上です。最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございました。

 

 

 

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